BENRUSは1921年にベンジャミンラズラスと彼の2人の兄弟によってニューヨークで設立され、彼の名前の最初の音節と家系の名前の最後の音節からその名前が付けられました。3人の若者は5,000ドルの資金を用意し、優れたスイス製ムーブメントを輸入、アメリカ国内で組み立てする生産体制をとっていました。
飛行家チャールズ・リンドバーグ氏、アメリカ野球の神様ベーブ・ルース選手を起用したマーケティングでその名が知られていくことになります。1930年代はドレスウォッチ、1960年代はインナーベゼルを装着した防水時計ウルトラディープを販売し人気を集めました。
ベンラスの名前が世に知れ渡ったのは、軍用時計を生産する1メーカーとして政府の御用達となったベトナム戦争の時。
第二次大戦後の急激な景気回復・需要の拡大の波にも乗り、機械の調達に苦しむメーカーがある中、ベンラスを立ち上げた当初から使い続けたスイスメーカーとの太いパイプのおかげで、その需要を一気に飲み込んで急成長を遂げます。その勢いは一時はアメリカの3大メーカーの1つとして、ハミルトンすら買収しかけたほどでした。
1960年代から70年代当時、ベトナム戦争で使用される軍用時計として、米陸海軍向けに腕時計を製造。まさにTYPE-1、その後発売されるTYPE-2の生産が始まります。
ニューヨークにて創業
創業者の一人、Benjamin Lazrusの名前がブランド名の由来
リンドバーグを起用したキャンペーンを実施し大きな成功をさめる
クロノグラフを発表、Benrus SkyChiefクロノグラフは世界をリードする航空会社と共同で開発
バングルタイプの時計の初期モデルの1つであるBenrus Embraceableを発表
巨人のBulovaとElginに次ぐ、米国で3番目に大きな時計会社になる
MIL-W-3818にて、ベトナム戦争に関わるフィールドウォッチを軍から受注
大規模な軍事契約であるMIL-W-50717の仕様を満たしたダイバーズウォッチ「ベンラスタイプI」リリース
大規模な軍事契約であるMIL-W-50717の仕様を満たしたダイバーズウォッチ「ベンラスタイプII」リリース